外遊帳 2008 夏

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9月28日(日) 娘と川下り&初アキアジ釣り


上の娘がケツ圧でカヤックを膨らませてくれた。


家の前の川を下った。

いつものコースだが、今年は初めて下った。
案の定水が少なくて新艇の底を何度も擦ってしまった。
雲が多く、陽がかげると寒いが、そこそこは娘も楽しんだようだ。
カワセミの餌場も見つけることができたが、そこはカヤックでしか行けないところなので、写真を撮りには来られなそうだ。


娘はカヤックの上で昼寝することを楽しみにしている。

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カヤックから帰って昼飯を食べ終わるとまつさんが来た。
夕方3:30ごろ十勝の港に着き、アキアジを狙った。アキアジを専門に狙いに行くというのは初めてかもしれない。釣れちゃったことは何度かあるけれど・・・。
時刻が遅すぎるかなと思ったが、港に着いたときにはポツポツと釣り人の竿がしなったりしていたのが見えたので、まだ釣れる様だ。
着いてしばらくでまつさんがヒットさせ、足もとまで寄せたのだが、私がタモを持って駆けつけたと同時にバレてしまった。私がもたもたしていたせいだ。悪いことをした。

しばらくしてシロさんも合流した。
ほどなく私にもアタリがあった。
しかし、アタリと同時に反射的に合わせてしまい乗らなかった。アキアジはそうしちゃいけないと知識では知っていたのだが、来ないだろうなあと思いながらボーっと巻いていたので、仕方がない。釣り人の条件反射ってやつだ。その後は、「合わせない合わせない」と心の中でブツブツいいながら巻いたが、一度も私のルアーに魚は来なかった。

直後、シロさんがヒットさせ、取り込みに成功した魚が下の写真だ。
帰りにボウズだった私を気遣ってプレゼントしてくれたのだ。
ありがとうシロさん。鱗の剥げる上物のメスだった。


ギンピカだ。


捌いている時の感触が違う。身が張っているのだ。


刺身はカラフトマスのルイベ。時間が遅いので焼くだけ、切るだけ料理だ。


妻の作る秋刀魚の梅煮。梅は夏に私が漬けたもの。

で、何故か魚を提供してないまつさんがうちで夕飯を食べて行った。あんまりよく飯を食べに来るので、二人の娘も、妻でさえもなついてしまった。きっとうちをのっとるつもりなのだろう。いいよ、それはそれで。ぼくも家庭に疲れてきたし。

アキアジは頭とハラスの一部をみそ汁にし、ハラスは塩焼きにした。そして定番のお茶漬けで〆た。妻が作っておいてくれた秋刀魚の梅煮も食べた。これは、妻の作る料理の中で、私が最も好きな料理の一つだ。圧力鍋で作るので骨まで食べられる。

とにかく素晴らしいアキアジだった。以前はカラフトマスのほうが美味いと感じていたのだが、鮭の方が美味いのではないかなあと思うほど美味かった。カラフトマスの味に飽きてしまったのかもしれないし、年のせいで油が少ない方が美味く感じるのかもしれない。それとも、鮮度かもしれない。3,4時間前まで海で泳いでいた魚なのだ。
今回一番心に沁みたのはみそ汁だった。いつもは塩でアラ汁を作り、その味に飽きたら味噌を入れるのだが、今回は最初から味噌を入れた。そしてこれまた普段入れないジャガイモなどの野菜を入れた。本当にいい味だった。ジャガイモもアキアジの出汁が沁み込んで最高の味になった。

塩焼きや刺身用に冷凍した魚も食べるのが楽しみだし、いくらの醤油漬けも十分の量がある。問題は、一尾も釣っていないままにアキアジに対して「今年はもういいかな」と思ってしまっていることだ。

1匹くらいは釣ってみたい気もするけど、それほど釣ってみたくもないような・・・。なんだか釈然としない気持ちなのである。

9月27日(土) まあきち亭レシピ(洋食の部)

午前中は娘と一緒に自転車に乗って遊びに行き、午後は下の娘の子守をしながら留守番。そういう日の夜は、料理でもするかなあという気分になる。妻や娘は大喜びだ。反比例して私はブルー。

いつか古本屋で買ったフランス料理レストランの店主が書いたという本を引っ張り出してきた。じゃあどうして「フランス料理の部」という題名にしなかったかと言うと、出来上がった料理の味がどう考えても、私のイメージするフランス料理のソレではなく、洋食屋さんのソレだからだ。だから、ふのりのみそ汁とサラダをつけて、定食っぽくして家族に提供した。

飯を作るにあたって、何はともあれ、まず酒だ。
今回は白と赤のワインを1本ずつ買ってきた。
いつものように、1000円前後の安いものだ。今日は2本ともフランスワイン。味はボクにはわからない。


買ってきた食材。今日は少し予算オーバー。けど、呑みに行くよりは安い。赤ワインを味見。


さらに白ワインを味見しながら、豚の肩ロースに岩塩と黒胡椒をガリガリと振りかける。


鶏肉と貝、キノコを蒸し焼き。それと、1歳児の飯

鶏と貝ときのこの蒸し焼きのレシピ(全部まとめてアルミホイルに包んで焼いても同じ味ができると確信したけど)
1、オリーブオイルで塩をした鶏胸肉を皮をパリッと焼き、取り出して一口大に切る。
2、鶏を出したところにオリーブオイルを足し、ニンニクを入れて、塩少々でキノコを炒め、取り出す。
3、フライパンにアルミホイルを敷き、その上に炒めた鶏、キノコを置き、ホタテ、ホッキを乗せて白ワインを振って蓋をして蒸す。

ホッキを使ったのは、ホッキの刺身でワインを呑むのが好きだから。
牡蠣でも浅蜊でもいいだろう。刺身にできる貝ならば、ほんのちょっと熱が通るぐらいが美味い。
1歳になったばかりの娘にも同時に飯を作る。その日作る料理と一緒に煮たり、味付け前に取り出したりして盛り付けるだけなので、手間はいらない。


豚肩ロースには、茹でたジャガイモと昼飯の残りのパスタを添えた。

豚の焼いたやつのレシピ
1、肩ロースは筋を切って、塩、黒胡椒を摺りこみ、オリーブオイルで焼く。
2、肉を焼いたフライパンにワインを入れアルコールを飛ばす。そこに、味醂と酒と醤油を同量程度いれて沸騰したらソースの完成。
3、肉の上にカレーバターソースを乗せ、フライパンの醤油ソースを回しかける。カレーバターソースは柔らかく戻したバターにカレー粉とレモン汁を混ぜたもの。
4、付け合せは今日はジャガイモの塩茹と残り物パスタ。インゲンも好きだなあ。クレソンならそのへんの川に生えているので採ってくれば一石二鳥。

私はカレー味の食べ物はあまり作らない。カレー味ならカレーライスが一番と思っているから。
調理中、カレーバターにキノコをつけてつまみにしたら美味くなかったからヤバイなと思ったのだが、醤油ベースのソースと混ざると、意外なほど美味い。そして、そのソースに付け合せのジャガイモやパスタがとても良く合う。

キノコ料理も肉料理も、ご家庭晩御飯にお勧めの味だ。特にキノコ料理は次の日もよかった。いい出汁がお互いに絡み合い、より美味くなっていた。飯の上にのせて食うのがいいんじゃないかな。


9月23日(火) スピリーツーが来た。

1週間ぐらい前、カヤックを注文した。
ちょっと前からどうしようか迷っていたのだが、ネットでポチッと買ってしまった。
それが昨日の夕方届いたので、キンゾーさんを誘って十勝川に行った。


黄色はキンゾーさんのコルドバ。コルドバの方がカッコイイ

キンゾーさんはスターンズのインフレータブルカヤックを3艇持っている。彼のサイトでは、スピリーツーは「4号警備艇」という位置づけとして紹介されていて、湿原の中テントを積んで下る勇姿を何度か間近で見ている。そういう使い方に適した艇なのだ。

乗ってみると、案の定、高い安定性だ。川を下ることだけを目的にすると、その安定性は少々冒険心を削いでしまい残念なのだが、絶対に沈できない遊びで使う場合には心強い。釣りや泊を伴うツーリング、また初心者同伴という時に使う目的で買った艇なのでコレでいいのだ。これでウチにカヤックは3艇、二人艇2艇と一人艇1艇なので合計5人乗れるがパドルは4本しかない。5人で行くと一人はパドルなしだ。今度そのうちの一人としてまつさんを連れて行き、一人艇にパドルなしで乗せてみよう。なすすべなく漂流していくまつさんを眺めながら下ったら、楽しいだろうな。


下のほうに貝のある地層がある。この区間のハイライト

2時間のカヤックツアーは殆ど漕がず、ビールを呑んだり鳥を探したりしながらゆるりと下った。
カワセミにも出会った。キセキレイがあちこちにたくさんいたのが、ちょっと意外だった。最近増えている気がするけれど、気のせいだろうか。
暑くも寒くもない気候の中で、もっと乗っていたいなあと思いつつゴール地の十勝川温泉に着いた。


ゴールの十勝川温泉。後ろに白鳥大橋が見える。

キンゾーさんも、「気持ちいい」とは言っていたが、彼は先日の大魚の亡霊に取り憑かれており、何分かに一度は「深いため息」をついていた。ふっとした瞬間に逃した魚のことを考えているのだろう。
話を聞くと、一生釣りをしていても出会うことがないレベルのモンスターだったようなので、その気持ちもわかる。だけれど、キンゾーさんならいつかきっと、釣り上げるのだろうな。釣り上げて欲しいな。

二人でラーメン屋に寄り昼飯を食べた。とんこつ醤油チャーシュー麺と小ライスを頼んだ。もう若くはないので、食べ始めるとチャーシューをそれほど食べたくないことに気づき、毎回後悔する。しかし、貧乏時代に食べたくても食べられなかった反動で、どうしても注文してしまうのだ。
キンゾーさんと別れ、カワセミポイントに行き、3時間ほど粘るが全くあらわれなかった。
風が強かったので、他の鳥も殆ど姿を見せなかった。夕方、風がおさまればと期待したが、風は強くなるばかりであった。余計な3時間だったな。

9月22日(月) カワセミを探しに2

早朝5:15に昨日の場所に着いた。
現地に着くと、カワセミの鳴き声がしている。
すると、車を止めた目の前の枝に止まった。

6時前にもう一度今度はテトラの上に止まった。
その後はやって来なかったが、何枚か写真を撮ることができた。
あまりいい写真ではないのだが、初めてカワセミの写真が撮れたので満足だ。
7:00頃、その場所を後にして、職場に向かった。


良かった。撮れて





9月21日(日) カワセミを探しに

この間キンゾーさんとまつさんと行った川でカワセミを見て、地元でも探してみたいなあという気持ちになった。
目星をつけた場所に向かう途中に、キンゾーさんから電話が入った。
なんでも、とてつもない大魚をばらしたそうだ。気の毒だったけれど、きっとそのうち釣るでしょ、あの人なら。


カワラヒワは小さな群れで行動していた。

最初に行った場所で、早速カワセミを見かけた。
餌場になっていそうな場所なので、また戻ってくるだろうとカメラを三脚にセットして、他の鳥の写真を撮りながら待った。
ノビタキやコヨシキリやカモやシギなど色々な野鳥がやってくるが、肝心のカワセミはなかなか来ない。
移動すべきか、ここで待つべきか。
こういうのは、釣りと良く似ているなあと思う。
ポイントの選定や、場所移動のタイミング。読みがあたった時の気持ちと、外れた時の気持ち。
お目当ての写真が撮れたときの気持ちと、相手がソコにいたのにもかかわらず撮れなかった時の気持ち。

結局その場所を後にして、色々移動してみた。カワセミを見かけた場所には、「カワセミ」とナビに打ち込んだ。ウチの車のナビは音声に反応するのだが、「クマタカ」というとクマタカを見かけた場所を表示し、「コミミズク」というとコミミズクが良く出没する場所を表示するようになっている(笑)。


近くの沼にハジロカイツブリがいた。


セグロセキレイは、ハクセキレイの夏羽と似ている。

夕方、最初の場所に行き、少し遠くに車を止めてゆっくりあるいて近づくと、カワセミが餌を獲っていた。
急いでカメラを持って来て、液晶画面に鳥を入れたとたん、飛んでいってしまった。残念。
結局夕暮れまでその場所で粘ったが、撮れずじまいだった。

残念ではあったが、ここに来れば会えるということがわかったので嬉しい。
カワセミの止まりそうな倒木やテトラの上には、鳥の糞があったが、あれはきっとカワセミの糞に違いない。



9月15日(月) さよならテラピア

ちょうど1年前、娘の誕生日に水槽を買ってやった。
それで、その水槽に入れるために、色々な魚をすくって来た。
ウグイ、フクドジョウ、グッピー、テラピア、ジュズカケハゼ、それからスジエビ。
まあ色々あって(?)次々と死滅した。


最初は、こんなにたくさん。そりゃ死ぬわな。


ジュズカケハゼは別の場所で捕った。


テラピアは最初6匹で、水槽の中で最も少ない種族であった。
しかし、1年経って生き残ったのはテラピアだけで、しかも最初と同じ6尾であった。つまり、1匹も減っていないのである。強い魚だ。

最初は小さくて可愛かったんだよ。


それがコレ。水草も食べてしまうので、水槽も殺風景だ。

娘は寝る前にテラピアに餌をあげることを日課にしていた。毎日世話をしているのだから愛情も深まったかと思いきや、あっさり、「テラピアを逃がしてザリガニを飼おう」と言い出した。最初からテラピアには愛情を感じていなかったようだったのだが、1年世話をしてもそれはあまり変わらなかったようだ。
テラピアは最初は1cmくらいで、熱帯魚のような(熱帯魚だけど)かわいい姿をしていた。
しかし、今では大きく育ち、餌も食べまくる。確かにあまりかわいげはないわな。


テラピアを1年前にすくってきた川に戻し、今度はザリガニを捕った。
帰りにホームセンターでザリガニの隠れ家などを買い、家に帰った。
私は、ザリガニなど飼いたくはなかった。グッピーを飼うか、日本産の魚を何匹か飼いたかったのだが、まあ仕方がない。


今年もこの水路でウグイとテラピアを釣った。

夜は、娘のリクエストに答えてオニオングラタンスープと唐揚げを作った。
なぜか、食卓にはまつさんがいて、たらふく食べて帰っていった。


新しい家族となったザリガニさん。こっそり食べちゃおうかな。


9月14日(日) まつさんフライデビューと、つけ麺リベンジ

釣り場に着いたのは10:30をまわっていた。キンゾーさんとまつさんと、一緒だ。
太陽が出ると暑いが、陽が雲の中に入ると肌寒い。釣り場横の河畔林に赤とんぼがたくさんいて、釣竿をかざすと、その先に止まった。もう秋なのだ。

最初に入った場所で瀬にミノーを泳がせると、すぐに小さい虹鱒が釣れた。けれど、その後は、瀬からは魚はヒットしなかった。釣れるのは岩魚ばかりで、岸際の少し深くなったところや障害物の陰ギリギリにルアーを投げ入れないと出てこない。それでも、そういうところに投げさえすれば、結構な確率でヒットするので面白いことは面白い。岸から50cmもハズすと全く反応しないが、ピンポイントで打ち込むと着水してすぐにヒットする。

移動したポイントでは、1尾も釣れなかった。
ただ、愛想のいいカワセミが見られたのが嬉しかった。
人をあまり怖がらず、ダイビングして魚をとっていた。
釣りをしていてカワセミに出会うことは良くあるが、あれだけ一つの場所に留まっているのには初めて出会った。カメラを持ってきて写真を撮りたいが、家からこの川まではちょっと遠い。家の近くで、ああいうカワセミポイントがあればなあと思う。

地元に帰って、30分ちょっとぐらい?フライで虹鱒を狙った。まつさんがフライロッドを買って、持ってきていたからだ。まつさんは、初めてのフライフィッシングで魚を釣っていた。私はボーズ。
車の中で偉そうにウンチクを語っていたことが恥ずかしかったが、私のフライの実力などそんなものなので仕方がない。

帰りにキンゾーさんとラーメン屋に入った。
そこで「つけ麺」を注文した。
その店のつけ麺は、「正しいつけ麺」で、ものすごく美味いわけではないが、非常に満足した。
つけ麺リベンジ達成で、その日、一番感激した。


9月7日(土) 夫ならびに父親としての私の評価とつけ麺

9月4日(木)は上の娘の誕生日だったのだが、仕事を終えて帰宅すると22時をまわっていた。
次の日、妻と娘二人は実家に行った。「娘の誕生日にも帰ってこないのあなたは。」という抗議なのかもしれない。思えば、7月の下の娘の1歳の誕生会も私は飲み会に出席していたのだ。

ある同僚に、「娘の誕生日に家に帰らなかったら妻に愛想をつかされて家出された」
と泣きまねすると
「ほんとに?!」
と驚かれた。冗談なのに、私が言うと冗談になっていないらしい。
また別の同僚(この人と妻とは大学時代からの友だちで、私も十年以上の付き合いになる)に、
「俺が○○(←妻の名前)に謝っていたと、メールしておいてくれないか」
と言うと、
「ホントにかい!?」
と真顔で心配された。
うーむ。長い付き合いの彼女が真に受けるという状況はマズイなあ。
どうやら私は職場では(も)、ヒドイ夫であり父親であるというのが共通認識で、三行半を叩きつけられるのも時間の問題だと思われているようだ。思われているというか客観的な事実なのかもしれない。

まあそういう難しい問題は置いておいて、妻たちもいないことだし、朝から釣りにでも行こう。
釣りの最中、これまた今でも家族ぐるみの付き合いをしている妻の親友から、娘とジャガイモ掘りに来ないかとメールがあった。
「釣りをしているから、行かない」
と返信したら、
「どこで?あなたの妻は今日、実家で誕生会やるっていってたけど、大丈夫なの?」
と返って来た。
うーむ。


川のアメマスの開幕だ。

釣り場には6時半頃に着き、最初の魚は7時ごろ掛かった。
浅い瀬で掛かったその魚は、ヒットしてすぐにラインを一気に出して、その後どこかへ行ってしまった。
ドラグ設定が緩めにしてあり、フッキングが甘かったのだ。それにしてもでかかった。
この時期、海のパワーを十分に残したアメマスが釣れるので、60cmもあればあのくらいの引きをするのかもしれない。しかし、秋や春のアメマスがあれだけ引けば、70cmではきかないであろう。
9時ごろまでは飽きない程度に魚は相手をしてくれた。
遡上直後といっても40cmに満たないような個体はたいしてひかないが、大きい奴のパワーはスゴイ。
そして、大きい奴をことごとくバラシテいるうちに、曇っていた空は晴れ、日も高くなり、魚の反応は殆どなくなってしまった。


コンディションが良いので良く引く。でかいと思ったら50そこそこ。


明るくなり、空が晴れると、渋くなってしまった。


夕方からの娘の誕生会に出席しないと、本格的にヤバイので(そして全然釣れなくなったので)、11時にあがった。
腹が減ったのでコンビニに寄った。冷やし中華などの冷たい麺が食べたかったのだが、シーズンが終わったのか置いてなかった。他に食べたいものもないので、何も買わずに店を出た。
帰り道の途中、入ったことのないドライブインが目に留まり、衝動的に入ってみた。
店の壁に「冷やしラーメンもいいけれど つけ麺」とあった。ラッキーだ。お勧めなのだ、この店の。コンビニで食べなくて良かった。

出てきたつけ麺は、想像していたものと違っていた。
私の期待していたものは、ラーメンスープの少し濃くて温かいというようなタレにラーメンの具が入っており、そこに冷たい麺をつけて食べるというものだったのだが、出てきたものは、ざるそばのラーメン版というものだった。まあ、それはそれで、美味ければよかったのだが、その味たるや、この世のものとは思えないほどマズかった。尋常じゃないマズさだった。

是非一度行ってみて欲しい。あの不味さは逆にネタになる。


家に帰ってから夕方まで、私は娘の誕生日プレゼントを作った
娘には最高賛辞を貰った。どんなものよりも嬉しそうだったよ。コレホント。
これで、いくらかのポイントは稼いだのではないだろうか。
照れくさいので何を贈ったのかは書かない。

8月24日(日) 今年も瀬渡し

何年目になるのかは分からないけれど、今年も恒例の知床瀬渡しだ。
事前の情報では、非常に渋い状況であったし、潮が悪いのであまり期待はしていなかった。
まあ、それでも2,3本は持って帰りたいなあと言うのが本音ではあったのだが。

4時出航の舟は、2艘に分乗して結構たくさんの人が乗った。
我々は、いつもの瀬渡しメンバー、Yさんと、Nさん、それと今日はNさんのお友だちとの4人という構成だ。
Yさんと私は既に前日の夕方から知床入りしており、カレイ釣りを1,2時間と民宿呑んだくれツアーを終わらせていた。まあ釣りたいことは釣りたいけれど、なんとなくこのまま帰っても楽しかったかなあと言ういつものダレダレ気分も、なくはないようなあるような。
カレイもマガレイとクロガシラが10数匹釣れたので、お土産もあるしね。

今回の釣り場は初めての場所だ。
初めてのこの釣り場、インプレッションは特にない。
なにせ、長潮で朝からずーっと潮が引いていたので、群れは寄らないし、いつもこの辺がポイントだというところが浅くて釣りにならないという状況だったのだ。


初めてこの場所に渡った。ロケーションは素晴らしいが、風がひどくて景色を楽しむ余裕はない。

朝一、流れ込み直下で釣るも、アタリが一度もない。まわりもポツラポツラしか釣れていない。
こりゃ今日はダメかなと思っていたところ、遠くの磯の上で仲間が連発で魚を掛けているのが見えた。
節操もなくそこに入れてもらい、朝のゴールデンタイムに3本の鱒をゲットすることができた。
この場所で最後に釣った魚は磯の上に取り込んで、針を外そうとしたところ、勝手に針が外れて磯の上を猛ダッシュで泳いで(走って)海に逃げてしまった。この日一番太い銀色のメスだったので、もったいなかったなあ。魚が陸を走るとは思わなかったよ。

しばらくすると磯が波をかぶるようになってきて、戻れなくなりそうだったので、元の場所に戻って昼まで釣った。
時折群れが来た時には楽しい釣りができた。
7本目に釣り上げた魚は、ジャンプしたし、8本目に釣り上げた魚はカラフトマスらしい止まらない猛ダッシュを見せた。寄せては走られを数度繰り返したその日一番の魚は、61cmだった。
70cmぐらい行っているかと思うほどのファイターだったけれど、メジャーをあてるとそれしかなかった。


銀色の魚体も、まだ見られた。



この釣り初めてというTさん。最高の顔で魚とやり取りをしていた。


この日の最大魚。30mほど一気に走るファイターだった。快感。

この魚で気分良く終われるかと思ったのだけど、その後3本バラして終わるという、ちょっと嫌なラストだった。
それでも8本という釣果には満足せねばなるまい。風が強く、波も強い、オマケに雨は降るし、魚は近くには寄らないという悪条件だったのだから。
1日ダラダラ釣るのには長潮というのも案外いいのかもしれない。大潮のように急激に潮が上がり引くようなときだと、朝のゴールデンタイムは大挙してマスが寄る気がするが、それが終わったらシーンとしそうだしね。
爆発はしなかったけど、あまり飽きずに釣りができた。

その日から、マスコの醤油漬けやらアラ汁やら塩焼きやらの連荘で、木曜日現在、もう要らないって感じになっている。けど、この時期、もう食いたくねえってほど食べないと、秋を迎えられないのだ。

8月16日(土) ゲーリーと言って思いつくのは?

釣り人ならゲーリーヤマモトなのだろうが、今回はゲーリークーパーにあやかって「昼下がりの情事」ということで、午後からまつさんとアメマスを釣りに行った。

ああ、昔、中日にゲーリーっていたよな。最近では楽天にもいたよな。
おお、そういえば、リネカーも、ゲーリーリネカーって名前じゃなかったっけ?

で、何でこんな書き出しなのかと言うと、実は朝から原因不明のヒドいゲーリーで、トイレ通いなのだ。まあ、それだけの話なのだよ。そして最近更新がだいぶ遅れているので、その日のことなぞ細かく覚えておらんのだよ。覚えているのは、ずーっと、黄門様に緊張感を抱いていたということだけなのだよ。

途中でシロさんと合流し、港にいった。
シロさんはここが釣れるといって、テトラの上に陣取ったが、肛門が不調の私はどうもそのテトラの上という不安定な場所が恐ろしい。バランスをとろうとして腹に力なぞ入れた日にはたいへんなことになっちまう。
しばらく釣りをせず、防波堤の上で腹の調子を伺っていたが、どうも調子が良くない。時折おそってくるベンイーキングがまさにスタンドバイミーなのだ。

それでも折角きたのだからと、どでかミノーを放ると57cmというナイスサイズのアメマスが釣れた。
ヒットしたときには小さいと思ったが、足元まで来ると抜きあげられず、困ったなあと思っていたら、隣の鮭釣りのおじさんが、タモですくってくれた。
しかし、タモの中でアメはのたうちまわって暴れるものだから、フックが網に絡まり、なかなか針が外れない。
そのうち、リリース不可の状況になってしまったから、仕方なく持ち帰ることにした。クーラーボックスも持ってきていないのになあと、気分は下り(洒落ではない)坂。


食って成仏など言う考えは私にはないが、この状態の魚をリリースするって感覚もない。

その後も常にベンイーキングがスタンドバイミーな状況であったから、なかなか釣りに実が入らない(私の下腹の実は明らかに液状化していたけれど)。
シロさんは、満潮でこれからが勝負っぽいことを言っていたけれど、私の腹はすでに満潮だ。

そんな状況だったから買ってきた昼飯にも手をつけなかったのだが、夕方になって空腹で具合が悪くなってきたのでおにぎりを食べた。直射日光の防波堤上においてあったスジコのおにぎりは、なんだか非常に生臭い味がした。

家に帰り、アメマスを捌くと、結構大きなツブの卵が入っていたので一応醤油漬けにした。ハラスをすぐ焼いて食べたがそれほど美味くなかった。暑いRVボックスの中に放置されていたアメマスという話をしたせいか、妻は一口も口をつけなかった。

次の日から2日ほど、腹がさらにヒドイ状況で、月曜日には病院に行った。
なにせ、朝からトイレから出られず、熱も38℃ほどあるのだ。
「何か、心当たりはありますか?」
という医者の質問に、
「さあ」
と答えたが、そんなものは腐るほど(洒落ではない)あった。

くそー(洒落ではない)、俺の胃も随分なまったもんだぜ。

8月11日(月) 家族にたまには還元しとかないと

普段勝手にやらせてもらっているので、たまには家族に時間を使わないとマズいので、芝を刈ったり、梅干を干したり、飯を作ったりとなんやかやと家庭で過ごしている。

梅干は昨年よりもいい感じに仕上がった。食べてみると、皮が柔らかい。大成功なのだが、もう少しかたい方が好みかもしれない。来年は柔らかいのとカタイのと二種類漬けよう。


今回は2日ちょっと干してみた。左が1日干した後で、右が最終段階。

娘が保育所に行かない日は、プールに連れて行き、昼飯にパスタを作る。今回は3種類を作った。妻と私と5歳児で500gのパスタが消費された。


一皿目は、鶏肉としいたけのバルサミコパスタ。

フレッシュトマトをまぜ、最後に醤油を少し加える。私のオリジナル適当パスタだ。バルサミコ酢と醤油は良く会う。トマトを加えたのも正解だった。ボリュームのあるパスタだが、娘から「もっとある?」の一声。
写真からは伝わらないが、大ヒットのパスタだった。これはむちゃくちゃ美味い。


二皿目はなすとトマトの冷たいパスタ。

ミキサーにかけたトマトをキンキンに冷やして、これまた氷水で洗ったパスタとからめる。これも及第点。妻からの評判は良かった。トマトソースはトマトと塩とオリーブオイルだけしかいれていない。


三皿目は、トマトカレーパスタ。

パスタがあまったので、自分用に作った。
昨日の残りのカレーとトマトソースを半々ぐらいで混ぜてパスタに絡めただけ。けど、こういうのは間違いないんだよ。結局、妻も娘もくれというので、家族みんなで今日は三皿ずつ食べることになった。
うちの家族はみんな食欲旺盛だ。


1歳になったばかりの下の娘も、食べ方が豪快だ。

余談が長くなったが、家族サービスメインは、上の娘とのキャンプだ。
昨年同様、歴舟川のキャンプ場に行った。
潜るとヤマベが山ほどいた。今度、大人と来て、ヤマベ天ぷらキャンプってのもできそうだ。

お隣さんとお友達になり、娘はずっとそこの兄弟と遊んでいて楽しそうだった。


今年購入したコールマンの合体テント。スクリーンタープとテントがファスナーで繋がる。


隣のキャンプのお兄ちゃんを誘って、娘と川で流れて遊んだ。


8月前半の釣り 川と砂浜と船釣り 

パート1 まつさんと川へ
更新をサボっていたので、この間の釣りを一気に書こうと思う。
いつだったか忘れたけれど、まつさんが昼ごろに電話してきた。
「今日の昼飯なんですか?」
どうかと思う電話だが、いつものことだ。

昼過ぎから近くの川へ虹鱒を釣りに行った。少し濁りが入って水が増えており、いい状況に見えたが、小さい虹鱒とヤマベしか釣れなかった。


魚とミノーがそっくりだ。ミノーはアマゴカラーだけどね。


虹鱒もこのサイズしか釣れなかった。


帰りにスーパーによって、飯を作ってまつさんに振舞った。彼にとっては釣りよりもそっちの方がメインだったらしく(というか、釣りに行ったことすら彼の記憶からは消えていたようで)、後日コチラのサイト(戯言集2500話参照)でそのあたりのことが暴露されている。まあ、これもいつものことだ。

パート2 道東海岸で海アメ
夜寝られない日があって、寝られないのならそのまま海アメに行っちゃおうってことで、行っちゃった。
カラフトマスでも釣れればラッキーだしね。
現地についたのは3時前だったので、車の中でしばらく寝ようと思ったけど、やっぱり寝られなくてそのまま釣りをした。


暑くなる予報だったが、分厚い霧がかかり涼しかった。

有名で人の多い海岸から、全く人影のない海岸、港と、色々回ったが結果は散々だった。
それでも、歩いて探して探し当てたボイルから魚を出したのは痛快だったし、初めて使ったジグで釣れたのも嬉しかった。
電話で         まつさんに
「17cmのミノーを、このスピードでお前に食えるか!勝負だ!」って、高速で巻いたら釣れたって言ったら、
「それは、ぶつかったんですよ」
と言っていた。ボケーっとしている海アメにデカイミノーが正面衝突するシーンを想像してしまって可笑しかった。たしかに、3つあるフックの、一番前に掛かっていたんだよな。


トリプルフックが三つもついているから、魚のダメージがでかい。


ジグで釣れた一本

夕方、「よしこれからだ」と思ったところで妻から「娘を連れて祭りに行くから帰って来い」という指令が入った。
だから急いで帰って、車を運転して祭りに行った。何十時間寝ていないのだろう(防波堤で30分くらいは寝たけれど)。へとへとだよ。

パート3 カレイを釣りにオホーツクへ

同僚に誘われ、カレイ釣りに行った。船釣りをするのは初めてだ。
いや、厳密に言うと、インドで丸木舟のような、イカダのような舟で釣りをしたことがある。

海外放浪中、インドの海岸に2週間ぐらい滞在していた。
現地のインド人漁師に「釣りをさせてやるから明日の朝来い」と誘われた。
朝、約束の砂浜にいってみたが、舟らしいものがない。
どうやって釣りに行くんだろうと思ったところに、前日の男がやってきた。何食わぬ顔で「グッドモルニン」とインド訛りで挨拶をすると、砂浜においてあった丸太(のような角材のような木)を荒縄で束ね始めた。なんだなんだと思いつつもその作業を見ていると、3本の丸太をつなぎ合わせて、あっという間に舟のような形のものが完成した。3本の丸太は平らにつなげるのではなく、1本が船底になり、他の2本が左右の船壁になるように組み立てられていた。
おいおいこんなもので海に出て行けるのかと不安に思ったが、波間に出てみると、丸太と丸太の隙間からはかぶった波が抜けていくようになっており、これはこれで上手く出来ていた。ううむ。これもまた土地土地の人々の知恵なのだなと感心した。組み立て式カヌーのようなものだと思えばいいのだ。
この時は午前中いっぱいの約束であったのだが、ものの30分でヒドイ船酔いになりギブアップして岸に戻った。しかしその30分でバケツ一杯の鯵やら太刀魚が釣れていたのであった。

だいぶ脱線したが、そんなわけで船釣りは初めてで道具もなかったし、誘ってくれた人も全くの素人だし、船酔いするかもしれないし、折角の休みは別の釣りの方がしたいしっていうことで、少々渋っていたのだが、人数が集まらなくて困っているというので行くことにした。


コチラの不手際で少しトラブルがあったが、無事出航。

船は貸切で、小学生2人と大人4人、私を除けば普段釣りをする人は一人もいない。まったくの素人集団だ。
サロマ湖から出航し、仕掛けを下ろしては釣れなくなると場所を移動するというパターンで何度もポイントを変えた。常呂沖あたりだと言っていたっけ。
素人ばかりなので、20mとか浅いところでやるのが普通なのだそうだが、後半はずっと40,50mの深さでやっていて、カラフトマス用の竿とリールではパワー不足で疲れた。
釣り自体は、他の釣りとコツは同じなので、難しくはなかった(まあ、状況が渋いだとか人より1枚でも多くと思えば色々あるのだろうが)。誘ってアタリがあったら素早く合わせる。それだけのことなのだが、釣りをしない同僚たちにとっては難しかったようだ。
それでも、後半はみんなだいぶ慣れてきて、釣れるようになってきた。「なんだコレー」と同僚が釣り上げたクロガシラは38cmもあった。心配した船酔いにもならず、楽しい釣りであった。


同僚が釣った38cmのクロガシラ。刺身サイズだ。


流しに魚を出して、げっそりした。めんどくさい・・・。

家に帰って魚を数えると、70数尾いた。小さいのは放して来たから100は釣ったんじゃないかな。大きいのはクロガシラ35cm、マガレイ30cmぐらいだ。
嬉しかったが、処理が大変だ。20〜30尾ほどを近所に配り、40尾以上を自分で捌いた。
その晩は刺身と塩焼きと唐揚げにした。後から食べられるようにコブ締めにもしておいた。
翌日の晩は妻の実家に持って行って、一番大きいクロガシラを刺身にして振舞った。
みんなに好評だったが、妻のおばあちゃんが「甘い。美味しい。」とたくさん食べてくれたのがとても嬉しかった。

捌くのは面倒だったけれど、それだけの価値のある味だった。
刺身は最高だし、昆布〆は今までの昆布〆の中で最も美味かった。
塩焼きもめちゃくちゃ美味かったが、課題は唐揚げだ。どうも今ひとつなんだよな。今度は5枚におろしてから揚げてみようかな。
船代7000円、1尾あたり100円。カラフトマスの瀬渡しよりもお買い得感がある。はじめはちょっと気乗りしない釣りだったけれど、これもまた年に1度くらいはいいかもしれないないなあと思う。また行きたい。


刺身と塩焼き。お手軽で美味しい。


唐揚げは骨まで食いたい。昆布〆は人生最高レベル

7月31日(木) 父親が来たので知床に行った

私の父親が(また)来たので、知床に連れて行った。彼と数日間を過ごすのは勘弁して欲しい気持ちもあるが、まあ親孝行だ。彼も先日70歳になり、それほど先も長くないのだろうから。

初日は、人気のない海岸で遊んだ。
「海の水って本当に辛いの?」
と、言って、海水をなめたりしてはしゃいだ。
水は冷たかったが、上がろうと言わず、いつまでも遊んでいた。


ライフジャケットを着て、浮かんで遊んでいた。

その後オシンコシンの滝を見に行った。滝を間近に見るのは初めてかもしれない。
結構大きくて素晴らしい滝だった。などという感想は今さらだよなあ。
毎年オシンコシンに行き、毎年そこで釣りをしているのに滝を見たことがなかったとはねえ。

普段とまらない高級(でもないけど)ホテルの朝バイキングも早々に切り上げ、クルーザーの待合場所まで急いで移動した。
二日目は、船で半島を巡る「野生動物観察コース」だとかで、一人5000円もした。ルシャまで行くと言うが、ルシャなどと聞くとカラフトマス釣りたいなあとよだれが出る。
料金は高いと思うが、毎年瀬渡しで使っている渡し賃は6000円だからなあ。どっちが取り過ぎだろうなあ。


熊に何頭か会った。長いレンズでトリミングしてもこのくらいだから、肉眼では結構きつい。


カマイルカの群れにも出会った。何十頭といた。

クルーザーのガイドさんが、色々な場所で「イワツバメの群れです」と言っていたその群れが、アマツバメだったのがとてもとても気になった。
「あれはイワツバメじゃないよなあ・・・」
などと一人ブツブツ言っている私を、妻がたしなめた。


7月26、27日 ママチャリレース

全日本ママチャリ12時間耐久レースというのが、更別村の「十勝インタナショナルスピードウェイ」というサーキットで毎年開かれている。サーキットをママチャリで走れるのがすごい。職場の人たちと参加した。参加するのは初めてだ。

どんなものか簡単に説明すると、ほぼノーマルなママチャリで、12時間で一番長く距離を稼いだチームが勝ちというレースだ。1チームの人数は2名〜6名まで、エンジョイクラスのみ6名〜10名ということになっているそうだ。
参加している人を見れば、仮装をしたり、あれはロードレーサーにカゴをつけただけだろうという自転車が走っていたりと、目的はチームによって様々なようだ。ちなみに、我々は「参加することに意義がある派」であるので、エンジョイコースに申し込んだ。
そこに、ちょっとやる気があるチームと、全くやる気がないチームの2チーム(私はコチラ)、職場からエントリーしたのだ。
で、我がやる気なしチームは、全三百数十チームの中、三百数十番目と言う輝かしい記録を残し、「まだ後ろに30,40台いるぞ」などと誇らしげに肩を叩き合ったりしたのだった。

ガンガン飛ばして命を削っているのではないかという参加者もいるにはいるが、大方はお祭り気分で参加していた。周りの雰囲気も出店があったり、思い思いテントやタープを張って楽しんでいた。
私はテント貼り&場所取り係だったので、現地にAM9:30に到着し、日光浴をしつつ、時間を潰した。
スタートのPM5時が近づくと、流石に多少の緊張感がサーキットにも包まれたが、私などは、相変わらず全くやる気ナシのモチベーションであった。
速い人は一周3,4kmを5分で戻ってくるが、私は大体10分。一度だけ本気で漕いで試してみたが、それでもやっと7分というところだった。
まあ、あんまりとばしていないから、ひどく疲れるということはなかったのだが、所用ができたとか、急な腹痛だとか本当かウソかわからない理由によって、当初10名ずついたはずのメンバーは8名ずつになってしまった。人が減ると乗らなきゃいけない回数が増えるので、私みたいな運動不足の人間には堪える。
朝までに9周乗ったので、合計30kmほど走ったことになる。筋肉痛になるかは、2,3日しないとわからない(泣)。



これが本格派の人たち



トラクター。かぶり物はライダーごとに違う。コレはカニ。
牛乳、枝豆、ジャガイモ、ゴボウ、焼酎、あとなんだったかな?




キャラクターものもたくさんいた。デビルマンとか・・・。あと忘れた。

嫌々参加した今回のママチャリレースだったけれど、終わってみれば楽しかった。
のんびりと走るのも、ちょっと気合を入れて走るのも楽しかったが、朝4時過ぎに走ったときに太陽が昇ってきたのが綺麗だったな。


7月21日(月) 懐かしい人たちと、ナキウサギ

日曜日、以前住んでいた町で仕事があり、そこで懐かしい人たちにたくさん出会った。
いてもたってもいられなくなって、行きつけだった呑み屋さんに電話をかけた。
「今日、行ってもいい?で、泊めて。」

懐かしい人たちと夜遅くまで語り、呑んだ。

次の日、昼前くらいからナキウサギを見に行った。
以前住んでいた町からナキウサギが住む場所までは車で30分ほどなのだ。

愛想のいいナキウサギもいて、そこそこたくさん見ることができた。
昼過ぎに私一人になったので、これからさらにたくさん出てくるぞと期待したが、そうでもなかった。
以前、小学生の団体さんが来て、大騒ぎしている中、いくらでも人を恐れず出てきたこともあるし、人っ子一人いないのに警戒して出てこないこともある。不思議な奴だ。

2時過ぎから霧が濃くなってきたので、山を後にした。








このナキウサギ、失敗写真で頭の辺りがぶれていると思ったのだけど、顔をアップにしてよく見ると、クモの巣が頭にかかっていた。



7月13日(日) 私の場合、釣りに行けない日は、飯作りだ。

中途半端に仕事があったので、家のドアを塗ったり、芝をかったり、水槽の水替えをしたり、飯をつくったりして土日を過ごした。

土曜の夜はお好み焼きを娘と一緒に作った。
お好み焼きは安上がりだし、冷蔵庫の野菜の整理にもなるからいい。
キャベツとネギ、小麦粉、だし汁、それに最近は長芋をすり入れるのを忘れない。
後はホットプレートで豚肉なりイカなりを焼いて合わせる。
大体いつもオタフクソースをかけているけど、今回は別のソースにしてみた。
銘柄は忘れたけど、甘くなくて良いかも。

ホットプレートのアルミホイルの中身はイカとキノコとイカゴロと味噌とバター。




肉やらタコやらも鉄板で焼いて食べた。楽で美味い。
残ったイカは塩辛にした。

日曜の昼は、妻のリクエストに答えて、トマトのパスタを作った。
前にもここで紹介したが、ヘタだけとったトマトを皮ごとミキサーにかけて、ザルで漉して作るトマトソースのパスタだ。パスタを茹でている間に、トマトソースに肉をつけて食べたら美味かった。
ビールの缶を抜き、昼間から呑む。1本だけ1本だけと言いつつ、さらにもう一缶プルを上げてしまった。
肉にシメジを乗せて、キムチの素とかけ、ポン酢を一滴かけたものをつまみとして食べる。
私はキッチンで呑むビールが最高に好きだ。



妻は、トマトのパスタを二皿と、梅と納豆のパスタを一皿平らげた。おっぱいをあげているといくらでも食べられると言っていたけれど、本当なのかな。娘と私もトマトのパスタと梅のパスタを一皿ずつ食べた。
腹がはちきれそうだ。


7月5日(土) 山女 パート1

ヤマベが食べたくなったので、まつさんを誘って綺麗な川に行った。
2,3時間で食べる分だけ釣って帰ろうと思ったのだが、最初に入ったポイントでは先行者がいたのか、さっぱり釣れなかった。
仕方がないので、場所を変えた。
そこでもポツラポツラしか釣れず、結構な時間釣っていたわりには貧果。
けど一回分の夕食には十分だ。ヤマベの塩焼きや唐揚げが美味いのなんのって。
もう1,2回行きたいなあ。


底が丸見え。綺麗な川でした。